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2010



ASD & BioTide

クラブはいま、クラブトーナメント「バイオタイド」の真っ最中。
今回の幹事は東京チーム。
現時点では神奈川チームの市川が88センチ(叉長)で首位を独走中
それを房総チームと東京チームが追っている。
東京は上流部に見切りをつけ、房総は季節外れの台風の影響が若干裏目に。
新潟チームは鮭網で悶絶。九頭竜もぼんやり。
広島もサイズにめぐまれず、
と言った状況。
(結果、神奈川チームが80アップを3本揃えて圧勝!おめでとう&まいりました!
合計260ポイント。この記録はしばらく破られないだろうね。
個人は市川がそのまま逃げ切り優勝。おめでとう!)

もうずいぶんと長いこのトーナメント。
チーム対抗色が強く、毎回けっこう熱くなってしまう。
エントリー対象80センチ以上にして、
トップウォーターゲームのクラブにあえてトップ縛りというその裏には、
いい勝ち方じゃないと尊敬されないという暗黙のルールも読み取れる。
つまり、サイズも大事だが、それ以上に名誉(釣り方ともいう)が大事なのだ。




たとえば関東なら、釣れちゃった感の強い干潟より、
川のピンから出した方がえらく、情報を頼りに釣った魚は低ポイントというような、
目には見えない、言葉にもしないような魂のルールを共有しているのだと、おれは思っている。(おれだけ?)
だから神奈川チームが川でいいのをとったと聞けば、こっちも地元の川で出さなければ意味がない。
間違っても干潟(情報ともいう)でアタリを待つようなマネは男としてすべきではないのだ。
チームの人数格差がどうとか、そういう物理レベルの話しではなく、
全メンバーを納得させるだけの説得力のある1尾でかっこよく優勝してナンボなのだ。

しかし意地だけではやっぱり魚は釣れず、釣り大会だというのにこれでは本末顛倒だが、それでいいのだ。
なぜなら、それがクラブトーナメントだからだ。
全国のメンバーたちのスタイルを観察するのにこんなにいいチャンスはないもんね。
だからこそ情報なんかに左右されずに自分のお気に入りの場所で、自分のスタイルで、
のびのびとロッドを振った方が、まわりも楽しいし、気持ちいいに決まっているのだ。

今回も賞品にそれぞれ地元の名産が行き交います。
大磯のかまぼこ、房総のくじらのたれ、岡山の地酒、などなど
というわけで 全国のみなさん1週間ホントにおつかれさまでした!
次回の幹事は今回優勝の神奈川です。




こっちはオープン戦。
ASDではなんとテルが堂々の優勝だ。
バイオタイドとダブルエントリーでごきげんちゃん。
しかもカワハギ以外で初タイトル!
おめでとう!

魚釣りで何かしらのタイトルをとることって、できそうで実はなかなか出来ないことなのだ。
善良な釣り人ならお立台に立って、まず自分の運のよさを。
そして、針先から手元までトラブルのなかったタックルと、そこにいた魚に感謝するはずだ。

2000年にスタートしたシーバスミーティング。
なんて息の長いイベントなんでしょう。
スタッフたちが毎年地道にテントを組んでいるあいだに、
関東のシーバスイベントはすっかりリリーススタイルが標準になりました。
それってホントにすごいこと!
おつかれさまでした!
いったいいつまで続けるのだろう?
(K.Miyake2010.11.10)






幻のシーバスデート

Top of the POP!というトップ縛りの大会に兄貴とおヒゲのおじさんとで初参加してきました。
ボートはおなじみ、富津のObsession。
3回目の開催だそうですが、すでに肩の力の抜けたゆる〜い感じが心地よく、
結果はともかく、久しぶりの場所で、久しぶりのキャプテンや友人たちに会ったりもできて、楽しくやってきました。
本来、釣り大会ってこういうものだったような気がします。
トップだけの大会なんて好きなやつしかどうせ来ないからという開き直りも気持ちよく。
ついでに噂のD滑走路も見学して、そのまま懐かしい運河内を行くと、
むしょうにナイトボートシーバスをやりたくなってしまった。

スズキ釣りを一気にメジャーにしたボートゲーム。
その初期には、アフターファイブは彼女とふたりで夜景を見ながらボートシーバス。
ディズニー沖でフィッシュオン!
おなかがすいたら芝浦や天王洲に横付けして、おいしいワイン&ディナー。みたいな。
そういうことを金儲けのために一般向けプロデューサー(演出屋)が、
本気で考えていたノーテンキな時代もあったのです。
さすがにその企画はボツってましたが。



お祭りのはずなのに微妙なテンションがあります。


プラ2回で判明、千葉側絶不調!
ベタ凪ぎなだけに、とにかく流れと風が少しでも絡むところを探しながら千葉に渡り、
上げの盤洲でキッカーを狙う作戦。
海ホまわりでは今日もシイラがイワシを追っている。
そして酷暑。魚も日陰が好きに違いないのだ。


このサイズがもう1本ほしかったー!
2尾の叉長合計で、兄貴の魚と合わせて110.5pt
おヒゲのおじさんも釣った!
ジグで1000尾釣れてても、ミノーで100尾釣れてても、
トップで1尾を釣るのだ。






Top of the POP!公式サイト



初参加の結果は18チーム中7位!アウェイにしてはがんばったでしょ?
これだけのタフコンでも釣った人の方が多かったのはさすが!
わたし的には妙にはまってしまったイベントでした。
スタッフの方々、おつかれさまでした!
次回もまた、ゆる〜く楽しい大会を待ってます!
(K.Miyake2010.9.5)




今年もあっというまに去ってしまった夏。
あ〜、常夏に住みたい。
今年の夏を軽く振り返りました。




てっぱつの翌日、懲りずにシイラ探し。
遊びに来たのは都会で営業中の食いしん坊21番、福井の渓流ミノー屋さんエゴイストの大嶋
その胃を満たすため、昼飯はばんや、晩飯もばんや。
顔の焼け方に注目
こわいでしょ!
ルアーありがとうございました。たいへんよいルアーでした。
ボスによろしくお伝えください。




てっぱつのお手伝いも、来年で10年!(パチパチパチ!)
今年から後援の日刊スポーツの担当記者が変わりました。
10数年ぶりに再会した彼はどっしり太って、えらい貫禄です。
マスコミ一筋でやってきた、いかにもな風貌。
そして、ちょっと斜め上からくる目線。
苦手な人は苦手なタイプだが、それは釣りのようなマイナー遊びを
一般オヤジ向けスポーツ新聞に掲載するために必要なコトなのだ。
別に彼を弁護をするわけではないが、釣りをしない一般人がシイラ釣りという遊びを読み解くとき、
なにが、どんな言葉が必要なのかというと、
それは、マイノリティに対して、ちょっとひやかし気味な一般人になりきった彼の視線そのものなのだ。
以前も今回も、私は彼が釣りをするどころか、誰かのタックルに触れたことを見たことがない。
つまりマスメディアの法則に従ったプロの記者だ。
釣りというマイナーな遊びを、一般オヤジ社会へ通訳するのが彼の仕事だ。
マスメディアというのは、釣りの世界のチンケな違いを必死に描くルアー雑誌の小さな世界とは違う。
釣り雑誌は束になっても世論を動かせないが、マスメディアは動かしてしまうのだ。
同世代だし、面白い男がやってきました。




アメリカでも仕事をサボってます。スキアシのファーストストライパー!
どーやって釣ったかはナイショ!




山さんの写真の後でなんとなくお得な気分。
って、こっちはいつものやつですけどね。
こんな陽射しでもう始まってます!数ヶ月ぶりの銀鱗。
数日前、この魚の前に掛けた魚はクロマグロ。
悔しくもリーダー入れてからバラしてしまいましたが、ここで無邪気にトップに出てくる魚たちと戯れていると、
そんなマグロの1匹や2匹、どーでもよくなってきます。
(K.Miyake2010.8.27)






The end of summer

それにしてもパンチのない夏だったなあ
黒潮の恵みは相模湾〜南房にはあまり訪れず、最悪といわれた去年よりなお悪い。
1回しか船に乗らなくてもその日いい釣りをすれば、その人にとってはいい夏で終わるし、
乗った全部が運良く当たり日だった人だって何人もいるだろう。
そういう人がホントホントにうらやましい今年の夏。
ま、 来年は楽しめるでしょ!

そんなシイラにかわり登場したのがマグロ船。道具は高いし船代も高い。
相手はマグロだから結果はいわずものがなだが、これに救われた船宿や釣り具屋も多いのではないか?
知らない者同士が乗った乗り合い船の、ハネに寄ったときのその船上のテンションは想像に難しくなく、
ドラグのテンションだって6キロ超のタックルでビッグプラグをオーバーヘッドでぶん投げるんだろうから、
ちょっと引いてしまう。

やっぱり釣りは美しくなきゃ。
特にキャスティングゲームは大海原にしてミクロな、ルアーの着水点から手元までというほんの数十メートルのドラマ。
この最高にドキドキする瞬間をいかにクールに演出するかが大事なのだ。
そのためにはキャスティング、フッキング、ノット、ドラグ、操船の指示、寄せ方浮かせ方、そして冷静でいられるための経験。
いろんな要素がきちんとしてないと後悔しか残らない。
そんな複合技術のハイライトがリトリーブ中のストライクなのだし。
だから、それらが背景に匂わないキャスティングゲームは美しいとは思えないのだ。
それはなんとなく、釣りクラブが減り、師弟関係がなくなり、情報源も変わり、文字情報ばかりを追い求める、
ちょっとお寒い今の魚釣りを象徴してるように思えてしまった。
なんのための目なのか?何のための耳なのか?
思い込みや決め付けで、自然に対して五感の使い方を忘れてしまったかのような。

釣りのアイデアは尽きることがない。
いやでも海は毎日変わり、こちらも変わらざるを得ないからだ。
その自然と自分の間に常にある溝のような感覚こそ、釣りに惹かれてしまう理由そのものであり、
埋めたくても埋められない、越したくても越せない焦りがロッドを振らせるのだ。
幸いクラブは仲間たちに恵まれていて、そういう相乗効果もあって、やはり夏は大好きですし、
あんまり釣れなかったけど、これはこれで楽しい夏でした!
そうこう言っているうちに、あっという間に秋ですよ。
今年もでかいスズキを釣りましょう!
(K.Miyake2010.8.24)




ありがとうございました!

酒の席で、
「男は死ぬまで子供。女は生まれたときから大人」を熱弁されてた則さん。
娘を持ち、それが今になってわかりはじめました。
恐ろしいことですね。
釣りでは決してあなたの轍を踏むことはありませんでした。
それは釣りの世界に何かを持ちこんだ勇気への尊敬と憧れからでした。
そして轍があったから、轍を踏まなくても道に迷うことはなかった。
ありがとうございました!
(2010.8.2)


ずいぶん前、古山輝男さんが初めて則さんに紹介してくれたのがログハウスだったから
都内での葬式のあと、お骨がログに戻ってきたと聞いて、ひまわりの花を持ってお別れに行ってきました。
そこで、奥さんからこんな言葉をいただいた。
「自分を裏切ることなく、海を愛し、釣りを愛し、竿を振り続けてください」と。
極道な人生に付き合い導き出した言葉は愛に溢れ、わたしたちがいかに中途半端なのかを教えてくれる。
加えて、「運良く治ったとしても、釣り竿を振れなければ則じゃない。とても則らしい死に方でした」と。
安らかにお休みください。
 そして、奥さんの健康をお祈りします。
(K.Miyake2010.8.11)






まってましたぁー!



今期4度目にしてようやく手にしたメーター女子。
ヒロがポロっと言いました。「最近、シイラ少なくないっしゅかぁ?」
一昨年といい去年といい今年といい、確かにメータークラスまでの投資が多くなった気がする。
気がつけば手つかずだった灘の定置やブイまわりにあれだけいたテッパツ級がもうここ2〜3年もいないじゃないか?
おれらも参加していたJGFAのタグ&リリースプログラムによれば、シイラの年を越した再捕獲はない。
つまりシイラのC&Rがいったいどれだけの効果をあげているのか公式にはわからない。

しかし!
おれは今年逃がしたペンペンがテッパツ級になって再び接岸してくると信じてます。
それではなぜ年を越した再捕獲がないのか?
理由は簡単。タグが抜け落ちてしまうのだ。(たぶん)
あのゆる〜いスズキでさえ自分の経験では2ケ月程度で抜けそうになっていたこともある。
生きものの体をナメてはイケナイ。体内の異物は体外に出そうとするのだ。
ましてや黒潮を高速で泳ぎ回るシイラに小型のタグが1年もおとなしく付いてるわけはなかろうと、
再捕獲経験者の多くはそう思うに違いない。
シイラに寄生虫がぶっ刺さっているのを見たことがあるだろうか?
つまりあれだけの力で刺さってないと無理ってことなんだと思います。

ちなみにT&Rの余談として、仲間たちの記録によれば、
かなりの傷を負ったシイラでも回復してルアーで再捕獲された例があります。
傷を負ってもあきらめないでリリースすれば、もしかしたら生きのびるかも知れない。
キープして産卵能力のある親魚を確実に殺してしまうよりも、その方が良いのではないか?
宮古の海者(インシャ)が言ってた、マグロは半身削がれても生きる。って思い出しました。
魚はおまえらが考えているより全然強いんだぞと。
こんな将来を思う釣り人たちの気持ちのすこしづつが、また魚を増やすんじゃないかと、
そんなふうに思ったのでした。
(2010.7.23)




Primeval Forest



原生林のネイティブ。
イワナとヤマメはいくつになっても憧れの魚。
てっちゃっん、ガイドありがとでした!
(Nigata/Miyake2010.6.10)



カエルの写真募集中




Spring has come finally!


(Shizuoka/Takei2010.4.28)




The main stream

本流の1発だそうですが、ネット無理。
鮎を食いはじめた日にはいったいどうなるんでしょうか?
(新婚竹井・静岡2010.3.29)






HOLY GRAIL

日本で釣られて世界記録になったバスが話題です。
ラージマウスバスの世界記録は全米10億ドル産業の聖杯として、その審査発表には生放送が組まれるほどでした。
誰もが次もカリフォルニアからだろうと思っていた中での突然の琵琶湖。
この件に関してIGFAはバスコミュニティーからのメールに囲まれたといいますから、
それは日本人の私たちからは想像できないくらいの驚きだったと思います。

過去に IGFAはバスのレコードに関して何度も告訴されている経験から審査は慎重でした。
釣った場所は停留禁止区域でしたが、JGFAを通して釣り禁止ではないことを地元行政に確認し、
大学にトリプロイド(3倍体)鑑定を依頼、さらに申請者本人のポリグラフ鑑定までした上で、
IGFAは申請をすべて合法として、この記録を認定しました。

しかし、同じ日本人として、このものすごい記録ををなんとなく手離しで喜べず、
いくら魚釣りが個人の楽しみとはいえ、合法であればなんでもいいというのではなく、
記録狙い以前に、やっぱり祝福される魚釣りをしたいなあと、そう思ったのでした。
(2010.1.13)




新年あけましておめでとうございます。

今年のスキッド&アシッドは、なんとなく身も心も軽くなってスタートです。
アメ車からラテンの小型車に乗り換えたような気分で、
10年間かけて積もった自然に対する固定観念や思い込みをすっきりワイプして、
自由な気持ちで好きな魚を、好きなところで好きな釣り方で釣るという、
いちばんの当たり前に回帰です。

今年もよろしくお願いします。
楽しい釣りをしましょう!
(2010.1.1)







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