鹿児島に行ってきた

12月5日から3泊の予定でスキアシ鹿児島のホームベース、志布志(しぶし)に行ってきた。鹿児島空港までは羽田から1時間半。飛行機を降りたとたん「暑いじゃんか・・・カゴシマ」。やっぱ南国だわ〜
空港から大隅半島のイーストコースト、志布志へは車で約2時間。後で知ったことだが宮崎空港の方がアクセスがよかったらしい。志布志へ向かう途中、お茶畑が目立つ。鹿児島のお茶生産は静岡に次いで全国第2位なのだそうだ。なぜメジャーではないのかというと、1次加工を済ませたお茶はすべて静岡に出荷され、すなわち静岡産のお茶となるからだ。
鹿児島を構成する大きなふたつの半島は錦江湾(鹿児島湾)を挟み、西が薩摩半島、東が大隅半島。志布志は日向灘に面する大隅半島の東側にある。
志布志の「志」は人。むか〜し、天皇陛下がこの地を訪れたときに、ふたりの人が天皇に布を差し出したことが由来らしい。


1日目は錦江湾流入河川で単身ヨルマル。2日目はヒラ(with黒木、吉原、加藤)、ヨルマル(with黒木、加藤)と、がんばったのだが。仲よくノーフィッシュ!
スズキ環境としては海では9割以上がヒラ。川を中心にしたゲームの場合は9割以上がタイリクでそれぞれの残りがマルなのだそうだ。
鹿児島のタイリクスズキの由来は不明で、詳しくは専門家の意見が必要だ。鹿児島、日南の河川の特長をひとことで言うと、浅い。
中〜小規模河川が多く11月にアユの友釣りができるという不思議河川もある。正直、海、川ともにこんなにすばらしいフィールドを抱えた鹿児島のアングラーはズルイ!と言わねばなるまい。
もちろんアカメの夢もあるぞ。
穏やかな錦江湾の花形はカンパチだ。20kgオーバーも釣れるというし、養殖も盛んだ。
話によれば鹿児島ではカワハギの1キロクラスは珍しくないそうだ。日本は広いわ・・・

薩摩半島南端の開聞岳方面


桜島。ここ数年大きな噴火はないらしい

錦江湾奥、隼人方面

日南海岸。関東の釣り人なら伊豆を連想するかも知れない。ただし釣り人ひとりあたりの釣り面積はおそらくケタが違う。
ここで釣り人たちが魚種保護を議論するのは難しい。魚種保護を主張するアングラーは異分子だ。極端な思想からは物事は発生せず、主張はナンセンスなものになってしまう。

海岸線は非常に変化に富む。高磯、平磯、岩盤からサーフ、ゴロタもサイズがさまざま。シャローも豊富。来年リベンジね
道北同様に、地図の上でなぞることしかなかった鹿児島は、実際に来てみれば、想像通りの海や川に最近の自分にしては珍しくはしゃぎぎみ。本土最南端という響きは憧れであり、夢があり、それを支える自然がまだ多く残されていた。海の色は違い、風が違い、はなし言葉も違う。その中で唯一釣りという共通語を頼りに羽田を発ったわけだが、日南の自然はそれを裏切ることのない輝きを見せてくれた。
あいにくヒラ、マルともに不発だったが、次回に楽しみを残したということで、今回はよかろう。
また、九州一番の繁華街である西鹿児島の天文館は自分の生まれ育ったかつての新宿のような危うさと色気があり、すっかりハマってしまった。
スキアシ鹿児島の黒木、上岡、吉原、加藤。今回はお世話になりました!
来年のリベンジもまた、おつきあいください!(三宅)